測定気体は空気および非腐食性ガスとなります。
腐食性ガスを含んだ気体を計測する場合は、腐食性ガス吸収器をご使用いただき、計器への負担を軽減してください。
またマノスターゲージで液体は計測出来ません。

マノスターゲージは差圧計のため、大気を基準としたゲージ圧となります。絶対圧は計測出来ません。

マノスターゲージは差圧計のため、負圧の計測は可能です。 負圧を計測する場合は、高圧側を大気開放にし、測定したい低圧側に配管していただきますと大気圧との差圧（負圧）が計測可能です。

受圧エレメント耐圧力とは、ダイヤフラムが破損または変形に対し耐え得る最大圧力（片耐圧力）のことでH側、またはL側どちらか片方にかかる圧力を言います。
計器本体耐圧力とは計器本体が破壊せず安全に耐え得る最大圧力（両耐圧力）のことで、H側およびL側の両方に掛かる圧力を言います。
計器の気密を保障する圧力のことではありません。

「H」は水平取付、「V」は垂直取付を表しています。
各種製品の各レンジによって、製品コード内にこの取付姿勢の指定が必要な場合と不要な場合がありますので、カタログ等でご確認ください。

WO81FN50DVなど垂直取付指定のある製品は、水平取付での使用は出来ません。
垂直指定のものを水平指定に（または水平指定のものを垂直指定に）改造することも出来ませんのでご了承ください。

計器設置後、使用する姿勢で零点設定器を回しゼロ点を合わせてください。
ゼロ点設定を行う場合は、必ず高圧側及び低圧側口金を大気解放にするか一旦機械を止めて、残留圧力をゼロにしてから行ってください。

腐食性ガス吸収器と脈動防止器の配管取付方向は決まっておりません。任意の方向でご使用ください。

計器の使用周囲温度内でご使用ください。
高温ガスを測定する場合は、銅管等の金属管で配管してください。

置針は予定値や限界値を示す目安の針です。
置針設定器を回すことで予定値、限界値に置針を設定することが可能です。

配管が長ければ長いほど応答速度が遅くなります。高圧側・低圧側の配管条件が著しく異なりますと、圧力伝達差が生じ、正確な差圧が計測出来ませんのでご注意ください。カタログに参考データとして配管長と時定数のグラフがございますので、そちらも合わせてご確認ください。

プラスチック配管を接続する場合、金属管用口金とインナースリーブセット（XIN6X4)を用いて接続してください。
プラスチック配管は外径6・内径4をご使用ください。
詳細はカタログでご確認ください。

マノスターゲージは差圧計なので配管の高圧側を赤、低圧側を青で識別しています。
またこの口金は外すことが出来、口金を付け替えることで高圧側と低圧側の配管を変更（極性の変更）することが可能です。

スイッチの接点仕様のことです。接点不良や接点障害を起こさないためにも、回路設計の仕様にあわせたスイッチをご選定ください。カタログP.100につきましてはスイッチ選択の指針をご確認ください。

セット圧力はマノスタースイッチに加わる差圧がゼロより増加し、スイッチの電気接点が作動した時の圧力をいいます。リセット圧力はセット圧力以上の使用状態から差圧が減少して、電気接点が作動し接点が元に戻ったときの圧力を言います。
セット圧力とリセット圧力は同じ値でなく差があり、この差のことを作動圧力差と言います。
作動圧力差はレンジ毎に異なりますので、詳細はカタログP.99でご確認ください。

マノスタースイッチには設定ツマミの目盛をセット圧力に合わせたものとリセット圧力に合わせたものとの2通りがあります。上限設定用[H]はセット圧力で調整しており、下限設定用[L]はリセット圧力で調整しています。

上限設定及び下限設定とも、弊社工場においてそれぞれツマミの目盛位置を調整して出荷しており、変更は出来ません。
上限設定のものを下限設定に（または下限設定のものを上限設定）改造することも出来ませんのでご了承ください。

弊社ではマノスターゲージに校正有効期間や校正周期を設定しておりません。
有効期間ではなく推奨期間として1年毎の定期校正をお奨めしております。
校正についてはHPの「製品保守について」のページをご参照ください。

マノスターゲージに接点が内蔵されたものはありません。接点動作を行うためには別途マノスタースイッチをご購入いただく必要があります。

納入品の保証期間は弊社と直接取引のあるご注文主の指定場所に納入後１ケ年と致します。
尚、ここでいう保証は納入品単体の保証を意味するもので、納入品の故障により誘発される損害はご容赦願います。

マノスター製品は一部の製品を除きRoHS指令対応品です。ホームページやカタログからもご確認いただけます。

市販の継手類は直接マノスターゲージに接続することは出来ません。必ずマノスターゲージ専用口金をご使用ください。
マノスターゲージの接続部分は特殊な構造になっておりますので市販の継手を接続しても正確に計測出来ません。

マノスタースイッチと接点信号変換器EB3Cを組み合わせることにより、本質安全防爆構造で使用することが可能です。その際、マノスタースイッチの接点仕様は微小負荷用をご選定ください。
その他、マノシス圧力伝送器EMT1H形は本質安全防爆形の伝送器になります。

現在、計量法により非SI単位の使用は禁止されており、製作及び販売することは出来ません。

風量・風速計のマノスターゲージは製作出来ます。
個別の仕様となるため、風量・風速計をお求めの場合は必ず先に仕様書の作成及び確認が必要になります。
カタログP.7のシートにご記入いただき、詳細をお知らせください。